週末、仕事が終わった金曜の夜。
私はディフェンダーのハッチバックを開け、あらかじめ積んでおいたキャンプ道具を確認します。テント・タープ・チェア・クーラーボックス——全部そのまま積みっぱなし。土曜の朝、子どもを起こしてそのまま出発できます。
これが、ディフェンダーのある週末の姿です。
「大きいから荷物がたくさん積めそう」と思っていたら、実際は積み方にコツがいります。この記事では、私が試行錯誤して辿り着いた積載の工夫と、キャンプに最適なアイテムを全公開します。
ディフェンダー110の荷室スペックを正確に把握する
まず数字から確認します。ディフェンダー110(5人乗り時)のラゲッジスペースは以下の通りです。
| 仕様 | 荷室容量 |
|---|---|
| 5人乗り(3列目なし)標準 | 786L |
| ファミリーパック(7人乗り・3列目格納時) | 709L |
| ファミリーパック(7人乗り・2列目も倒した場合) | 約2,380L |
私のディフェンダーはファミリーパック(7人乗り)装備です。3列目を格納すると709Lという広大なスペースが出現します。さらに2列目を倒せば約2,380Lという圧倒的な空間になります。
注意:荷室の形状に癖がある
数字上は広大ですが、荷室の形状に癖があります。スペアタイヤが床下収納になっていないため、荷室フロアが完全なフラットになりません。また後部ハッチが横開きのため、縦方向の開口が制限されます。
この「癖」を理解した上で積載を設計することが重要です。
私の積載レイアウト(3人ファミリーキャンプ用)
妻・子ども(4歳)・私の3人でのキャンプに最適化した積載レイアウトです。
ルーフラック(上部)に載せるもの
- テント本体(コールマン タフスクリーン2ルームハウス)
- タープ(ヘキサタープ)
- ポール類
- ペグ・ハンマーのセット
テントとタープは大きくて嵩張るため、ルーフラックへの搭載が最も効率的です。ルーフラック(INEOS Grenadierアクセサリ対応品)への固定はラッシングベルトとロールバッグを組み合わせています。
荷室(後部)に積むもの
重いものを下・前に、軽いものを上・後ろに配置するのが基本です。
| レイヤー | 積載アイテム |
|---|---|
| 1層目(床直置き) | クーラーボックス(45L)、薪・木炭、焚き火台 |
| 2層目(その上) | チェア×3、ローテーブル、グランドシート |
| 3層目(最上部) | 寝袋×3、コット、子どものおもちゃバッグ |
| 隙間収納 | ランタン、調理器具、食材ボックス |
ディフェンダーキャンプで重宝する必須アイテム7選
① ルーフラック(最重要投資)
ディフェンダー純正ルーフラックは安心感と強度が最高ですが、高額です。サードパーティ製(Front Runner・Autohome等)でも十分な強度と機能性があります。荷室容量を劇的に増やす最重要アクセサリです。
② ラッシングベルト(荷締めベルト)
荷室内の固定に必須。ディフェンダーには荷室内にラッシングリングが複数設置されており、ここに通して固定します。急ブレーキ時の荷崩れを防ぎます。
③ 大型クーラーボックス(45L以上)
キャンプの食材・飲み物はクーラーボックスにまとめます。ディフェンダーのセンターコンソール急速クーラーボックス(オプション)と組み合わせると、車内アクセスしたい飲み物はコンソール、食材は大型ボックスと使い分けられて便利です。
④ カーゴネット(荷室用)
荷室上部にネットを張ることで、軽いアイテムを浮かせて収納できます。車内のデッドスペース活用に効果的です。
⑤ 防水トランクトレイ(荷室マット)
純正品または社外品の荷室マットは必須です。キャンプ後の泥・水・砂が荷室を汚すのを防ぎます。洗える素材を選ぶと管理が楽です。
⑥ ポータブル電源(ポータブルパワーステーション)
電源サイトでなくてもスマホ充電・ランタン・電動ポンプが使えます。ディフェンダーの電源ソケットと組み合わせて、走行中に充電するルーティンが便利です。
⑦ 車載用空気入れ(12V対応)
林道や悪路に入る前にタイヤの空気圧を落とすオフロード走行では、帰路での空気補充に必須です。コンパクトな12V電動エアポンプを常備しています。
雪山キャンプでのディフェンダーの真価
通常のキャンプに加え、私は冬の妙高・志賀高原でのスキーキャンプも楽しんでいます。
積雪地での最大の強みは地形レスポンス2のSnowモードです。深雪でもトラクションを失わず、キャンプサイトへのアクセス路が雪に埋まっていても問題なく到達できます。前車のAudi Q7では躊躇した路面でも、ディフェンダーなら自信を持って進めます。
まとめ:ディフェンダーは「週末を変える」車
ディフェンダーを買ってから、週末の過ごし方が変わりました。
以前は「どこへ行こうか」と迷っていたのが、今は「この道はどこへ続いているんだろう」と積極的に探索するようになりました。車が変わると、行動範囲と思考が変わる——これがディフェンダーの本質的な価値かもしれません。

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